ディーゼル車にガソリン入れちゃったらどうなるの!?【セルフ給油の基礎知識】

●エンジンはかけちゃだめ! ディーゼル車にガソリンを入れたほうが深刻

【レギュラーガソリンは赤、軽油は緑にノズルが色分けされている】

ディーゼル車にガソリンを、その反対にガソリンエンジン車にディーゼル用の軽油を入れてしまうというミスは一定数起きています。

ガソリンスタンドでは、レギュラーガソリンは赤、軽油は緑とノズルが色分けされているのですが、それだけでは完璧に防ぐことはできません。とくにセルフ給油では、つい間違えてしまうこともあり得ます。では燃料を間違えるとどのような問題が起きてしまうのでしょうか。

【ディーゼルエンジン車にガソリンを入れてしまった場合】

ディーゼルエンジンは燃料と空気を混ぜた状態で圧力を高め、それによって着火するというエンジンです。ですからガソリンだけではエンジンはかかりません。ただ、通常はタンクの中に軽油(ディーゼルの燃料)が残っているので、始動してしまいます。そうすると、ガソリンには十分な潤滑性がないために燃料噴射ポンプが破損してしまいます。さらに走り出したりすると、燃料の噴射ノズルが故障して、多額の修理代がかかってしまいます。

【ガソリンエンジン車にディーゼル軽油を入れてしまった場合】

ガソリンエンジン車に軽油を入れてしまった場合は、ディーゼル車で燃料を間違えてしまったのに比べると、深刻な状態にはなりづらい傾向にあります。ガソリンエンジンというのは燃料と空気を混ぜた状態で圧縮しながらスパークプラグで点火するという仕組みですが、燃料を間違えると、プラグの先端に軽油が付着してしまい、いわゆる「プラグがかぶった」状態になります。つまりエンジンが止まってしまうわけです。エンジンの修理内容としてはプラグやエンジンオイルの交換と日常的なメンテナンスの範囲に収まります。ですから、ディーゼル車で間違えたときほどの修理代はかからない傾向にあります。

【エンジンをかけちゃだめ! 修理工場などで燃料を抜くのが基本】

どちらのケースであっても、給油した燃料の間違いに気付いたら、ただちにエンジンを止めるというのは被害を最小限に抑える基本となります。そうしてレッカーなどで修理工場まで運び、燃料タンクや燃料系の洗浄をすれば、エンジンの深刻なダメージは防ぐことができます。

(山本晋也)

この記事もよく読まれています

あなたにおすすめの記事