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■直線番長に見せかけて、驚くべきコーナリング性能を披露【ハーレーダビッドソン ソフテイル FDXR114】
「これぞUSA! ぶっ飛ぶこと間違いなし!」
クリッカー長野(以下クリ):これはまた凄まじいオーラを放っていますね! 今までのハーレーのイメージとはちょっと違う感じです。なんというか今風の雰囲気です。
ケニー佐川(以下ケニー):そう、最新式です。FXDR114はハーレー始まって以来の大改革と言われた新型ソフテイルシリーズを代表するモデルなんだけど。難しい話は抜きにして、コイツをひと口に例えるならアメリカ牛のサーロインステーキだ! 分厚くて固くてなかなか噛み切れないけど、中身には熱々でジューシーな肉汁が詰まってる。ハンバーグ好きなお子ちゃまはお呼びでない! ハンドルが遠すぎるとか、腰が痛くなるとか、重すぎるとか言っているヤワなライダーには乗ってもらわなくてけっこうです。はっきり言って乗る人を選ぶバイクだよ。でも、それを乗りこなすからカッコいい。荒馬を乗りこなすカウボーイのイメージかな。
クリ:でも基本はクルーザーなんですよね。
ケニー:まったく分かってないね、これだから平成生まれはダメだ。
クリ:(いえ、昭和生まれですけど…)
ケニー:一度乗ってみな、ぶっ飛ぶから。1900cc近い排気量に300kgを超える車重、ホイールベースも1700mm以上ある、フルサイズのアメ車なんだけど、なんとハーレー様では最もスポーティなモデルと豪語されている。やっぱ違うよ、アメリカは。スケールが違う。強さが正義、デカいのが良いこと、永遠の憧れ、ヒーローの国、U・S・A!!!
クリ:ケニーさん、すっかり壊れちゃったみたいです(泣)。
ケニー佐川が動画でレポート!
(長野達郎)
REPORT:ケニー佐川
バブル全盛期をRECRUITグループの会社員として謳歌した後、モータージャーナリストへ華麗に転身。元WGP500王者のケビン・シュワンツのスクールでライディングのメソッドを伝授され、現在は自身もライディングスクール校長を務める。ライテクと髭のお手入れについては一家言あり。