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・ポルシェ911、「991」→「992」でどこが変わった?
外観的には下部がブラックアウトされた前後のバンパーによってキュッと引き締まった印象です。内装は空冷時代の意匠をオマージュしたセンターコンソールの5ボタンや、タコメーター以外を液晶化した5眼メーターなど伝統的なディテールも散見されますが、スイッチやノブ類をフラッシュサーフェス化したようなフラットデザインが未来性を匂わせます。ともあれ全体的なデザインテイストはカイエンやパナメーラとも相通じており、ポルシェ内で共有する未来像に則ったものといえるでしょう。
でもホイールベースは991型と変わらず。エンジンの排気量も991型後期と変わらず…と、肝心の中身はあんまり代わり映えがなさそうにみえなくもありません。
でも実際は色々と手を尽くしているんですね。シャシーはアルミ材の使用率を70%まで高め、これに伴いリアメンバーは一新されエンジンマウントは位置も搭載方法も変更。ホワイトボディ全体では前型比で12kgの軽量化と5%の剛性向上を果たしたといいます。