67年前に日本に初上陸したVW Type-1 ビートルと記念撮影できる! カメラ見本市CP+で展示中

●オトナのインスタ映え!? 貴重なType-1 ビートルに乗って記念撮影できる

カメラと写真映像のワールドプレミアショーとしてパシフィコ横浜で3月3日まで開催の「CP+」。

その会場のエントランス付近に展示されたフォルクスワーゲンビートル。それも最初期のType1ビートルです。

1952年に当時のフォルクスワーゲン社社長ハインリッヒ・ノルトホフ氏とその一行が、日本への販路拡大のために来日した際に持ち込んだ4台のType1ビートルのうちの1台が、今回展示された車両です。

この個体は再塗装のほかは清掃と若干の補修のみで、当時の雰囲気を大切にレストアされたものです。

隅々を見回してみるとアルミパーツが多用されていることに驚きます。

質素というか簡素に見える室内ですが、配置自体はかなり現代的な印象。リアエンジンの割りに後席が意外と広いのにも驚きます。

まだ高速道路がなかった時代の日本において、120km/hスケールのスピードメーターは衝撃的だったようです。後方視認性が悪そうなリアウィンドウはいかにもクラシックな感じです。

意外と知られていないローラー式のアクセルペダル。これも完全に残された状態でレストアされています。

そして一番の驚きは、この日本初上陸ビートルは乗り込んで記念写真が撮れるという「わくわくのフォトスポット」として展示されているということです。貴重な一台に触れることができるチャンスです。

カメラの展示会で被写体として協力するヤナセ。それもこんな貴重なクルマを展示するという太っ腹な心意気に感動です。

(写真・文:松永和浩)

この記事の著者

松永 和浩 近影

松永 和浩

1966年丙午生まれ。東京都出身。大学では教育学部なのに電機関連会社で電気工事の現場監督や電気自動車用充電インフラの開発などを担当する会社員から紆余曲折を経て、自動車メディアでライターやフォトグラファーとして活動することになって現在に至ります。
3年に2台のペースで中古車を買い替える中古車マニア。中古車をいかに安く手に入れ、手間をかけずに長く乗るかということばかり考えています。
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