【マクラーレン570Sスパイダー】最高速328km/hの超速マシンでも扱いは想像以上に簡単

●乗ってもスーパーなマシン。でも、非常に扱いやすい570sスパイダー

マクラーレンのストリートカーでの入り口としてのポジショニングが与えられているのが『スポーツ』シリーズ。

そのスポーツシリーズのオープンモデル『570Sスパイダー』(2898万8000円)を、JAIA(日本自動車輸入組合)主催の第39回輸入車試乗会でチェックしました。

570Sスパイダーはカーボン製バスタブ型モノコックシャシーを持っています。このためオープンを前提としたボディでありながら、強靭なボディ剛性を確保しています。

ルーフ部分は電動で開閉するリトラクタブルハードトップ。今回は豪雨に見舞われてしまったためルーフを開けることはできませんでしたが、このハードトップは電動機構によりたった15秒で開閉することが可能です。また時速40km/h以下であれば走行中でも、オープン・クローズの動作を行うことができます。

左右のドアはマクラーレンが言うところのディヘドラルドア。跳ね上げ式のものです。これは同社の全ストリートモデルが採用しています。見た目には派手ですが開閉操作は軽く、実用性も十分に担保されています。

ボディサイズは全長4530mm、全幅が2095mmで全高は1201mmとなります。

ドライバー背後にミッドシップ搭載されるエンジンはV8の3.8Lツインターボ。総アルミ製のユニットになります。

最高出力は570PS/7500rpm。最大トルクは600Nm/5000〜6500rpmです。570Sスパイダーでは開閉式のフードを持たないため、エンジンを直接見ることはできません。

冷却水やオイルの補充など、普段のメンテナンスはエンジン直上に備えられた小さなリッドを開けて行います。

トランスミッションは7速のデュアルクラッチ式。変速はオートモードのほかパドルを使ったマニュアル変速モードも用意しています。

走行モードに関してはセンターコンソールに設けられたアクティブダイナミクスパネルの操作によって変更が可能です。ノーマル、スポーツ、トラックの3種類が設定されています。

フロント19インチ・リア20インチのタイヤを装着し、ブレーキは前後ともカーボンセラミック製としています。フロントには6ポットキャリパーを、リヤには4ポットキャリパーを備え、時速100kmからのフルブレーキングではわずか32mで完全停止させます。

車重はDIN規格で1498kgと、超軽量というわけではありませんが、570psも出力があれば十分。0-100km/h加速は3.2秒。最高速328km/hです。

今回は激しい雨の中での試乗となり、そのパフォーマンスを大きく味わうことはできませんでしたが、印象的だったのはこのような天候でも非常に扱いやすく安心感があったことです。

そうそう、フロント部分のリッド下にはトランクスペースもあります。

丁寧に布地が貼られたこの荷室部分はかなりの大きさを持っており、飛行機の機内持ち込み荷物が1〜2個なら余裕で入るほどのサイズでした。意外と実用車としても使えるのかもしれませんね。

(写真・動画・文/ウナ丼)

この記事の著者

ウナ丼 近影

ウナ丼

動画取材&編集、ライターをしています。車歴はシティ・ターボIIに始まり初代パンダ、ビートやキャトルに2CVなど。全部すげえ中古で大変な目に遭いました。現在はBMWの1シリーズ(F20)。
知人からは無難と言われますが当人は「乗って楽しいのに壊れないなんて!」と感嘆の日々。『STRUT/エンスーCARガイド』という名前の書籍出版社代表もしています。最近の刊行はサンバーやジムニー、S660関連など。
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