●世界的にもニッチなクロスオーバー・オープンSUVに挑戦するカブリオレ
VWのコンパクト・クロスオーバーSUV「T-ROC」の派生モデルとなる、「T-ROC カブリオレ」プロトタイプをカメラが捉えました。
捉えた開発車両のフロントマスクには、薄型ヘッドライト、2本のバーを備えるグリル、ハニカムメッシュのエアインテークなど、ベースモデルと似ています。
しかし2ドア用に短縮されたショートホイールベース、格納式ファブリックルーフなどAピラー以降は専用デザインが採用されています。リアエンドには、ストップランプ付きトランクリッドスポイラー、ベースモデルと同じテールライトの一部も見てとれます。
クロスオーバー・オープンSUVなニッチ市場で、日産の海外専売「ムラーノ クロス・カブリオレ」や、レンジローバー「イヴォーク コンバーチブル」などが存在しますが、成功したとは言い難く、ビジネス的に難しい市場とされています。そこで、同ブランド初のクロスオーバー・カブリオレがどこまで健闘するか注目されます。
パワートレインは、エントリーモデルに最高出力115psを発揮する1.0リットル直列3気筒ガソリンターボを設定。その上には最高出力147psを発揮する1.5リットル直列4気筒「TSI」ガソリンターボ、トップグレードには、最高出力190ps・最大トルク400Nmを発揮する2.0リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンがラインアップされるでしょう。遅れて48Vマイルドハイブリッドシステム搭載モデルも追加される可能性があります。
ワールドプレミアは2019年内が有力で、2020年前半にはドイツ・オスナブリュックにあるVWの工場からラインオフされる予定です。
(APOLLO)