【デトロイトモーターショー2019】次の「スポーツカー」登場も示唆。豊田章男社長が新型スープラへの愛を語る12分の動画

先日、新型スープラがアメリカ・デトロイトのモーターショーでお披露目されました。

そこでは、世界中のプレスを前にトヨタ自動車の豊田章男社長自らが登壇。僕もその場に立ち会うことができましたが、印象的だったのは、まるで我が子の誕生に立ち会う瞬間のように嬉しそうな様子と、そしてスープラへの深い愛情でした。

世界最大規模を誇る自動車メーカーの社長というよりも、彼がレースに出場するときの名前である「モリゾウ」というひとりのクルマ好きとして、新しいスープラを世に送り出していた気がします。

中古のスープラと長い時間を共にして運転テクニックを身に着けたこと。ライバルメーカーはニュルで新型スポーツカーのテストをしているのに、トヨタはそれができなくて悔しかったこと。そして、新しいスープラを誰よりも待ち望んでいたのは社長である彼自身だったこと。スピーチでは、そんな章男社長とスープラの関係が語られました。

その模様は同時中継されたのですが、いかんせん英語のスピーチだったので英語の苦手な日本人にはわかりにくかったのも事実。「Lit」とか「チャーリーブラウンのクリスマスツリー」とか、ジョークのポイントが???だったのは、僕だけではない……ですよね?

そこで、今日紹介する動画はそんな豊田章男社長の日本語訳完全版。トヨタ公式の動画だけに、日本語訳もバッチリです。豊田章男社長のスポーチの上手なところは、(あらかじめ決められた原稿とはいえ)自分の言葉でしっかりと気持ちを表現しているところ。どんどん引き込まれます。

この記事の著者

工藤貴宏 近影

工藤貴宏

1976年長野県生まれ。自動車雑誌編集部や編集プロダクションを経てフリーの自動車ライターとして独立。新車紹介、使い勝手やバイヤーズガイドを中心に雑誌やWEBに執筆している。現在の愛車はルノー・ルーテシアR.S.トロフィーとディーゼルエンジンのマツダCX-5。
AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。
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