●メルセデス・ベンツ 新型Sクラスは「レベル3」の自動運転を採用
メルセデス・ベンツのフラッグシップ・4ドアセダン「Sクラス」の次期型プロトタイプをカメラが捉えました。
フィンランドで捉えた2台の開発車両には、注目すべき点がいくつか見られます。まず目に入るのは、突出したドアノブの偽装です。
おそらく、2018年4月の北京モーターショーで公開された究極のSUV、「ヴィジョン・メルセデス・マイバッハ・アルティメット・ラグジュアリー」で見られた「格納式ドアハンドル」と予想されます。このシステムは走行時にハンドルを格納して空力性能を高めるすぐれもので、リモコンキーを持った人が近づくとドアハンドルが自動で出現します。
さらに注目されるのは、フロントグリル中央とトランクリッドに装備されたセンサーです。次期型では「Distronic Active Proximity Control」と「Active Steer Assist」の進化バージョンを搭載し、「レベル3」の自動運転に対応する技術の導入が見込まれています。
パワートレインは、3リットル直列6気筒ディーゼルターボやV型6気筒ツインターボ、3.0リットV型6気筒ガソリンツインターボエンジン+電気モーターを搭載するPHVモデル「S500e」、さらに電気自動車ブランド「EQ」に『EQ S』と呼ばれるEVの設定が予想されます。
キャビン内では、現在の12.3インチディスプレイの代わりに大型デュアルディスプレイを装備する可能性があります。また、2019年1月に開催される「CES」で発表された、最新世代の「MBUX」インフォテインメントシステムの搭載も期待できます。ワールドプレミアは2020年内となるでしょう。
(APOLLO)