普通に乗っても楽しいメガーヌR.S.はフランスF3時代の思い出の香り・井出有治のコレ乗りたい!・その1【東京オートサロン2019】

clicccar試乗テストドライバー・井出有治さんが、東京オートサロン2019に年始挨拶&自身が開発するカート用2サイクル専用オイル「GAGNO(ラグノ)」(Moty’sブース内)アピールのため来場されました。

そこで、井出さんが「あ、コレ乗りたいな!」と思うクルマをピックアップしてもらいレポートしていただきました。あわよくば、もしかしたら、乗せてくれるカモ!?

●2019年のメガーヌR.S.にはニュースがいっぱいだって!?
(Renault MEGANE R.S. MT)

【街中でも十分に楽しめる回頭性の良さ】

2018年まで2年間S-GTで乗っていたGT3マシン「ベントレー・コンチネンタルGT3」のイメージがあるためか、clicccarには「デカめのスーパーカー的なクルマが好きそうだし、お似合い!」と言われましたが、いやいや、私は都内の狭い道でも取り回しがいい小さめのクルマで、しかも4ドアのマニュアルが好きなんです!

このメガーヌR.S.には、2018年に最新型がリリースされた時に試乗したんですが(2ペダル・パドルシフト)、実は旧型のメガーヌR.S.をサーキットやゴルフの往復、また普段の足として乗っていた時期があるんです。

そんななじみ深いメガーヌR.S.。東京オートサロン2019に「MT仕様」が参考出品されていると聞き、ワクワクしながらルノー・ブースまで見に行きました!

乗っていた旧型メガーヌR.S.もMT。凄い楽しかったんですよ。ガンガンにスピードを出してサーキットや峠を攻めて走る!というのではなく、街中を普通に走っているとき、ステアリングをスーっと切ったときでもフロントがしっかり入る、その感触が気持ちいいんです。メガーヌR.S.には「運転する楽しさ」というのを、ここ最近乗ったクルマの中で一番感じています。

2018年に試乗した最新型メガーヌR.S.の6速AT(6EDC)パドルシフトはヘタなMTより速いし、4コントロールもなかなか遊べる仕様になっています!

それと…分かりますか? この室内の香り。ルノーの新車だけにある独特な香り。メルセデスやBMWとは違うフランス車の香りですよね。この香りに触れると2002年、フランスF3に参戦していたときに乗っていたレンタカーを思い出したりして。メガーヌR.S.は当時のことが蘇ってくる懐かしいこの香りも、気に入っているポイントです。

このメガーヌR.S.のMTが発表されるのは2019年2月だそう。しかも「2019年のメガーヌR.S.にはニュースがいっぱいある!」とかゴニョゴニョ言っていました…なんでしょうかね! 旧型に乗っていたイメージが強いためか、周りからも「新しいの乗った?」って聞かれることも多いんですよ。メガーヌR.S.のMTバージョン、試乗が楽しみです。

まずは、東京オートサロン考案者の稲田大二郎さん(Daiちゃん)に初ご挨拶!

(文:永光 やすの/写真:HOOD RIDEZ吉岡 範幸/角田 伸幸)

この記事の著者

永光やすの 近影

永光やすの

「ジェミニZZ/Rに乗る女」としてOPTION誌取材を受けたのをきっかけに、1987年より10年ほど編集部に在籍、Dai稲田の世話役となる。1992年式BNR32 GT-Rを購入後、「OPT女帝やすのGT-R日記」と題しステップアップ~ゴマメも含めレポート。
Rのローン終了後、フリーライターに転向。AMKREAD DRAGオフィシャルレポートや、頭文字D・湾岸MidNight・ナニワトモアレ等、講談社系車漫画のガイドブックを執筆。clicccarでは1981年から続くOPTION誌バックナンバーを紹介する「PlayBack the OPTION」、清水和夫・大井貴之・井出有治さんのアシスト等を担当。
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