【意外!幻の限定車いま中古車でいくら?】相場がようやく適正となってきたSUBARU・S208

●アメリカにも上陸したSTIの「Sシリーズ」、日本での最新モデル「S208」の中古価格は?

東京オートサロン2019の興奮冷めやらぬ日本時間2019年1月14日深夜、デトロイトモータショーでスバルテクニカインターナショナル(STI)はSTIが手掛けるコンプリートカーの最高峰「Sシリーズ」初となる米国市場向けモデル「S209」を発表しました。

S209はSUBARU WRX STIをベースにしたコンプリートカーで、エンジンや足回りを専用開発し、内外装にも専用装備を加えたモデル。STIの考える「速さ」の究極形である「ドライバーの意のままに操れる速さ」を実現させるために、大幅な性能向上を達成しています。

S209は日本仕様とは異なる2.5L水平対向ターボエンジンに専用チューニングを施し、外観もフロントとリアにワイドフェンダーを装着するなど、かなりアグレッシブな外観デザインとなっています。

米国市場向けとはいえ、新型のS209が登場したことにより、俄然注目が集まるのが日本市場におけるSシリーズの最新モデルS208の中古車です。ここでは、S208の最新の中古車事情を見てみましょう。

S208は2017年10月25日東京モーターショーにて発表されました。標準仕様100台、NBRチャレンジパッケージ仕様350台の合計450台の限定車に対して、5倍以上の2619人が応募。車両本体価格は624万6000〜710万6400円と高額にもかかわらず手に入れるだけでも大変な稀少車でした。

S208はWRX STIをベースした“Sシリーズ史上最高の性能と質感を実現した究極のドライビングカー”を実現するため、SUBARUとSTIが共同して、エンジンや足回りを専用開発し、さらに内外装にも専用装備を追加したSUBARUハイパフォーマンスカーのトップエンドモデルです。

最高出力329psまで出力向上した2L水平対向ターボエンジンをはじめ、ボディにはフレキシブルタワーバーをはじめ、STI独自のパーツやカーボンルーフを採用。可変減衰力フロントサスペンション、そしてフロント+リアのアクティブ・トルク・ベクタリングの効果によって強靱でしなやかな乗り味とシャープなコーナリングを実現しています。

加えてドライカーボンリアスポイラーやSTI製バケットタイプフロントシートを採用するなど、走りへの期待感、所有する歓びを感じることのできる特別な仕様が施されたモデル、それがS208なのです。

この記事の著者

萩原 文博 近影

萩原 文博

車好きの家庭教師の影響で、中学生の時に車好きが開花。その後高校生になるとOPTIONと中古車情報誌を買い、免許証もないのに悪友と一緒にチューニングを妄想する日々を過ごしました。高校3年の受験直前に東京オートサロンを初体験。
そして大学在学中に読みふけった中古車情報誌の編集部にアルバイトとして働き業界デビュー。その後、10年会社員を務めて、2006年からフリーランスとなりました。元々編集者なので、車の魅力だけでなく、車に関する情報を伝えられるように日々活動しています!
続きを見る
閉じる