マクラーレン的世界に飛び込んだトヨタ・86。乱人&SANO design「86 Future Sports」【東京オートサロン2019】

●新型スープラを彷彿とさせるデザインの86はモータースポーツ用のレーシングカー

新型スープラがもう登場した!?と思わせるような未来的フォルムの86を東京オートサロン2019の会場で発見しました。

『86フューチャースポーツ』と名づけられたこのモデルは、全日本ジムカーナの改造クラスであるSCクラスにエントリーしている車両です。

特徴的なのは前後のライト周りにあります。ボディカウルの一段内側にライトをセットし、その脇には整流用スリットを設けました。デザインと空力性能の両立を実現しています。

搭載されているエンジンは水平対向4気筒のFA20型ではなく直列4気筒の3S型となっています。これに小型のギャレット製タービンを組み合わせて最高出力は360ps。

タービンサイズ設定やチューニング次第ではもっと大きな出力を発揮することもできますが、ジムカーナでは低中速で確実なトルクを出すことが求められます。このため、あえてピークパワーを抑えているとのことです。

このボディメイクを担当したSANOデザインは、2018年東京オートサロンにてドレスアップカー部門最優秀賞を受賞した、マツダNDロードスターベースのカスタム『SD-1』を作った実績があります。

このロードスター用ボディキットは今年の2月に発売決定しましたから、今回の86用の市販もあり得るのかもしれません。

(写真・動画・文/ウナ丼)

この記事の著者

ウナ丼 近影

ウナ丼

動画取材&編集、ライターをしています。車歴はシティ・ターボIIに始まり初代パンダ、ビートやキャトルに2CVなど。全部すげえ中古で大変な目に遭いました。現在はBMWの1シリーズ(F20)。
知人からは無難と言われますが当人は「乗って楽しいのに壊れないなんて!」と感嘆の日々。『STRUT/エンスーCARガイド』という名前の書籍出版社代表もしています。最近の刊行はサンバーやジムニー、S660関連など。
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