■クルマの未来を担うEVが「サイスポ」をテストドライブ
内閣府が統括する「革新的研究開発推進プログラム(略称ImPACT)」から生まれたコンセプトカー「I to P(アイトップ)」。超薄膜化と強靭化を可能にする「しなやかポリマー」を、車体骨格からウィンドウ、タイヤ、足回りとあらゆるところに使ったEVです。
2018年10月30日、静岡県にある日本サイクルスポーツセンターで、この「I to P」の試験走行が行われました。その様子をとらえた動画が公開されたのでご紹介しましょう。
トランスポーターから降ろされる「I to P」。その特徴的なスタイリングが分かります。
ドアは前方にヒンジを持つスイングアップドア。この美しい造形にも、最先端ポリマーの知見が活かされています。
リアシート背後のパワーユニット。モーターの定格出力は15kW/最高出力23.5kW。
ボディ後端にあるコネクタから急速充電を行います。
開発スタッフに見守られてゆっくりとコースイン。
左右二つのレバーを押し引きするユニークな操舵系。
富士山をバックに快調に走行を続けます。
前後サスペンションにも、タフポリマーを採用したCFRPが用いられています。
アップダウンのきついサイクルスポーツセンターのコースを無事走り終えました。
その様子をぜひ動画でもお楽しみください!
(クリッカー編集部)
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