【レクサスES Fスポーツ試乗】ラック平行式電動ステアリングはしっとり

実際に乗ってみます。走り始めてすぐにモーターによる分厚いトルクの「盛り」を感じる設定になっています。またこのFスポーツは排気音が作り込まれていて、車内に重低音が響きます。

 

コーナリングではステアリングフィールが良好なことに気づきます。これは通常、ステアリングコラムやピニオンギア部分にモーターを組み込むことも多い電動パワーステアリング機構を、よりタイヤに近いラック部分に組み込むことで達成できたためです。この機構はラック平行式EPSといいます。

ラックに仕込む場合、大トルクが必要となるので出力の大きなモーターが必要でコスト上昇にもつながるのですが、レクサスはあえてこれを採用。期待以上の効果を上げることに成功しています。

(写真・動画・文/ウナ丼)

この記事の著者

ウナ丼 近影

ウナ丼

動画取材&編集、ライターをしています。車歴はシティ・ターボIIに始まり初代パンダ、ビートやキャトルに2CVなど。全部すげえ中古で大変な目に遭いました。現在はBMWの1シリーズ(F20)。
知人からは無難と言われますが当人は「乗って楽しいのに壊れないなんて!」と感嘆の日々。『STRUT/エンスーCARガイド』という名前の書籍出版社代表もしています。最近の刊行はサンバーやジムニー、S660関連など。
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