【新型デリカD:5】「柔らかインパネの触感を確かめて」開発担当が語る実車の見どころ

こちらの記事で報告したように、新型デリカD:5が発表されました。

エクステリアとインテリアのデザインを大きく変更しつつ安全装備を多数追加するなど、かなり大規模なチェンジが行われて登場したデリカD:5。これほど大きく変わった背景には何があったのでしょうか。三菱自動車の担当者に聞きました。

答えてくれたのは商品戦略本部 CPSチーム商品企画 主任の渡邉伶子さんです。

── ここまで大規模な変更を行った背景を教えてください。

「従来型のデリカD:5は悪路走破性が高く、それが唯一無二の個性として好評だった反面、静粛性や質感、安全性の面が改良要望点として挙がっていました。今回の改良では悪路走破性などいい点は残しつつ、進化の余地がある部分に関しては大きく手を入れることにしました」

── 外観の変更における方向性を教えてください。

「従来型デリカD:5はアウトドアのカラーが強く、それがユーザー様を限定してしまっているという側面もありました。今回の変更ではアウトドア色は残しつつも質感を上げる方向としました」

── 具体的に外観はどう変えましたか。

「デリカD:5は現行のアウトドアテイストに加え、上質感をプラスしました。

新しく追加したデリカD:5 アーバンギアは、より都会的で洗練されたスタイルを表現しました」

── 内装の変更は具体的にどうされましたか。

「より多くのお客様に使っていただけるように上質感をプラスしました。またスマホ置き場の新設や10.1インチのインパネ一体型ナビゲーションモニターを用意するなどして、現代的にアップデートした装備も追加しています。

── 安全装備について教えてください。

「従来型モデルでは先進安全装備と呼ばれるようなものは設定がありませんでした。今回のモデルでは衝突被害軽減ブレーキシステムや車線逸脱警報システムなどの最新のセーフティ装備をプラスしています。レーダークルーズコントロールシステムも装着しました」

── 実際にディーラーでデリカD:5を見るとき『ここをチェックしてほしい』というポイントがありますか。

「内装の質感向上に特に力を入れましたので、インテリアを見てください。また是非とも実際に触ってご確認いただきたいのが、各所に使われたソフトパッドです。新たに採用した木目パネルに関しても、質感に自信がありますので是非ご覧ください」

──ほかに”推し”どころはありますか。

「『ワンタッチ電動スライドドア&エレクトリックテールゲート』ですね。たとえばスライドドアを閉める際にドアノブに付いているタッチスイッチを2回押しますと、自動でドアが閉まるとともにロックまでかけてくれます。ふだんのお出かけの際にも便利だと思いますので試しください」

新型のインテリア、確かに高級に仕上がってますので是非チェックしてみてくださいませ。

(写真・動画・文/ウナ丼)

この記事の著者

ウナ丼 近影

ウナ丼

動画取材&編集、ライターをしています。車歴はシティ・ターボIIに始まり初代パンダ、ビートやキャトルに2CVなど。全部すげえ中古で大変な目に遭いました。現在はBMWの1シリーズ(F20)。
知人からは無難と言われますが当人は「乗って楽しいのに壊れないなんて!」と感嘆の日々。『STRUT/エンスーCARガイド』という名前の書籍出版社代表もしています。最近の刊行はサンバーやジムニー、S660関連など。
続きを見る
閉じる