新次元のラグジュリークーペ・BMW 8シリーズが約20年ぶりに復活!

2018年11月9日、BMW株式会社は、BMWクーペモデルラインアップにおける最上級モデル「THE 8」を冠したラグジュアリークーペ・新型BMW 8シリーズクーペを発表しました。

今回発表された8シリーズは2代目にあたるモデルで、初代8シリーズは日本市場において1990年〜1999年に販売されていました。リトラクタブルヘッドライトを採用し、Bピラーをもたないハードトップのボディは先鋭的なデザインのラグジュアリークーペでした。

今回発表された現行型8シリーズクーペは、すでにM8 GTEとしてWECにデビューし、サーキットで圧倒的なパフォーマンスを発揮。これまでサーキットでしか味わうことのできなかった8シリーズのパフォーマンスをようやく公道で味わえるようになるということです。

現行型8シリーズクーペの外観デザインは、強烈な存在感を見た人に与えるように優雅なラインで構成されたボディにシンプルで緻密なキャラクターラインを採用。高品質な造形技術を実感できるとともに、走る姿にスポーティさと高級感を感じさせます。

さらに、ルーフトップには往年のレーシングモデルに採用されてきた特徴的なダブル・バブル・ルーフ・ラインを採用。スポーティかつ優雅なラグジュアリークーペという個性を際立たせています。

また、フロントホイール背後のボディサイド面に陰影をつけることで、空気を切り裂いて駆け抜けるイメージを印象づけます。リアデザインは、水平なラインと車両下部にむかって収束する斜めのラインが特徴。サイドに大きく張り出したLEDテールライトの相互作用によって広い車幅と低重心に設計されたシルエットを形成しています。

 

8シリーズクーペのインテリアは高い操作性を確保するためにスイッチ類は明確にグループ分けされ、運転を妨げない位置に配置されているのが特徴です。

なかでもシフトノブは透明度が非常に高いクリスタルで作られたクラフテッド・クリスタル・フィニッシュを採用し、その中には数字の「8」が浮かび上がるようになっています。

さらにシートはベンチレーション機能がついたメルノ・レザーシートを採用するなどラグジュアリーモデルに相応しいこだわりの素材を使用しています。

 

8シリーズクーペは高いパフォーマンスとラグジュアリーを両立するために、ボディの素材にカーボンを採用。また、ボディパネルにはアルミなどを効果的に使用することで、高剛性なボディを実現しながら、車両重量は2000kgを切る軽量化を実現しています。

この記事の著者

萩原 文博 近影

萩原 文博

車好きの家庭教師の影響で、中学生の時に車好きが開花。その後高校生になるとOPTIONと中古車情報誌を買い、免許証もないのに悪友と一緒にチューニングを妄想する日々を過ごしました。高校3年の受験直前に東京オートサロンを初体験。
そして大学在学中に読みふけった中古車情報誌の編集部にアルバイトとして働き業界デビュー。その後、10年会社員を務めて、2006年からフリーランスとなりました。元々編集者なので、車の魅力だけでなく、車に関する情報を伝えられるように日々活動しています!
続きを見る
閉じる