AUTECHブルーのボディカラーに込められたのは「伝統」と「革新」【セレナAUTECH&ノートAUTECH試乗】(PR)

鮮やかな色は大好きだ。だから、今の僕の愛車の色はブルー。これまで自分で買った3台の新車のうち2台がブルーなのだから、よく考えてみたらボクは青いクルマが好きみたいだ。

しかしながら、日本でもっとも人気のあるボディカラーは白らしい。ある塗料メーカーの統計によると、人気ナンバーワンは「白」。そして2番目は「黒」なのだとか。これは世界的に見てもおなじ傾向で、「白」と「黒」だけで道を走る車両の約半数を超えるというからちょっと凄い。ちなみに日本でも世界でも、僕の好きなブルー(青系)は7%程しかないというからなんだかさみしい。

たしかに、白とか黒の無難なカラーも悪くない。でも、どうせならもっと鮮やかな色を楽しんでみるのもアリじゃないだろうか。赤やグリーンもいいけれど、空や海をイメージさせるブルーだってとても素敵なカラーだ。
そんなブルーをイメージカラーにしているのが日産セレナとノートをベースにしたオーテックジャパンのコンプリートカーである「セレナAUTECH」と「ノートAUTECH」。どちらも標準モデルでは選べないAUTECHだけの特別な色として「AUTECHブルー」を用意、イメージカラーとしているのだから青好きとしてはスルー出来るわけがない。そこで今回、AUTECHブルーに塗られたセレナAUTECHとノートAUTECHで彼女とドライブに出かけた。

セレナAUTECHとノートAUTECHは、日産の関連会社であるオーテックジャパンが手掛ける特別なモデルだ。普通のセレナやノートと同様に全国の日産ディーラーで購入できるけれど、標準車よりもひときわレベルの高い上質さを狙った仕様なのだという。特別に仕立てられたエクステリア、ブルーをコーディネートしてシートに上質な素材を使ったインテリア、そしてボディカラーとして特別なブルーを選ぶことができるというのがその基本メニューだ。

たとえばセレナAUTECHは、エクステリアに専用のフロントグリルやフロントプロテクター、サイドシルプロテクターなどを装着。メタル調フィニッシュのドアミラーや車体下部のアクセントが、大人の上質さを感じさせる。

 

インテリアはシートの表面やダッシュボードの表面が肌触りのいいスエード調素材(セレナAUTECHではオプションで本革も選べる)になり、それらやステアリングホイールにブルーのステッチを入れることで標準仕様のセレナよりも大人な印象。セレナだけどセレナじゃない。そんな表現も決してオーバーではない上質な仕上げは、一緒にドライブに出かけた彼女にもきっと好印象を残すだろう。

ノートAUTECHも同様に、メタル調フィニッシュのパーツを配した専用のエクステリアに、ブルーを加えたインテリアをコーディネート。こちらはコンパクトカーとは思えないクラスを超えた上質感を楽しめる。

 

ちなみにオーテックジャパン社は「GT-R NISMO」や「NOTE NISMO」などカタログモデルとして用意されているコンプリートカーの企画、開発、製造を担い、過去には国内最高峰のレース「SUPER GT」に参戦するGT-Rのエンジン開発にも携わっていた。日産本体ではなかなかできない、より細かいニーズにも応えられるが強みの会社である。いわば職人集団であり、セレナAUTECHとノートAUTECHのクオリティの高さはそんな背景に裏打ちされているというわけだ。

この記事の著者

工藤貴宏 近影

工藤貴宏

1976年長野県生まれ。自動車雑誌編集部や編集プロダクションを経てフリーの自動車ライターとして独立。新車紹介、使い勝手やバイヤーズガイドを中心に雑誌やWEBに執筆している。現在の愛車はルノー・ルーテシアR.S.トロフィーとディーゼルエンジンのマツダCX-5。
AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。
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