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2018年の今、Pro-GT-Rクラスのマシンが7秒905秒を記録しているDRAG界。かたや32年前のゼロヨン界では9秒台が「夢の世界」だったようです。たった約400mを走るのに2秒以上も縮めているんですね…カール・ルイスもビックリ!? なんかすごい世界ですゼロヨン界!(あ、ゼロヨンとDRAG、とりあえずここではほぼ同じ感覚で書いてます)。
では、久しぶりの「Play Back the OPTION」、今回は日本全国から谷田部(旧日本自動車研究所)の総合試験路に集まったスーパーゼロヨンマシンたちによるガチンコバトル模様をお伝えします。その1では概要と、トップタイムをマークした高橋コルベットを見てみましょう。
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1986全開大特集 ゼロヨン無限トライアル
最高峰マシン軍団、谷田部テストコース、思う存分、走り込みチャレンジ!
●アスファルトに咆えろ
いま、ゼロヨンチューンは新たなる地平の予感に満ちている。メカチューン、ターボチューン、いずれもそのパワーは完熟の域だ。日本で初めてゼロヨン10秒の壁を破るのは誰か! 新記録の期待度は120%!
が、ストリートファイターにとって気になるのは、記録だけじゃない。車種/エンジン別チューンとそのマークタイムをしっかり研究するのも興味いっぱい! 1986年、ゼロヨンがまたおもしろい!
【BEST1】
目標9秒突入ならず、が、自己新10秒52自己新をマーク!
タカハシタイヤ・コルベット V8、7.4L、650ps(推定)!
●コルベットにとっちゃ10秒台は余裕のタイムだ!
ドラッグレースの本場の血統、コルベットはさすがに速い、いや、強かった! ド迫力のV8ビートを響かせ10秒台をコンスタントにマーク!
オーナー兼ドライバーの高橋信太郎はその走りをあっさりと語った。
ドラッグマシンは走る機会が無いんで、RRC戦など走る度に練習してるって感じです。自己最高の10秒52がマークでき、まだまだイケそう。テクニック的にはATなのでさほど難しいということはないです。
スタートは3000rpm、シフトアップは7000rpmが目安。むしろスタート時に左に振られるクセがあるんで、そっちに気を遣って乗っています。左側のシャフトが弱いためなんですけど、テールが振られるのをカウンターで抑えるテクニックが分かってくると面白いですね。2速以上は安定していて決して乗りにくくはないですよ。
記録を詰めるには、タイヤを暖めてから走りたいです。ベストタイムの時が1番グリップした時。あとはエアの調整やプラグチェックなんか気を遣っておかないといかん!ということが、今回勉強になりました。