素晴らしいハンドリングを誇るルノー・メガーヌR.S.。運転に夢中になるドライバーとはうらはらに……!?
もう20年近く前のこと。初代“ルーテシア・ルノースポール”がデビューしたとき、そのインテリアのインパクトが強烈に強かったことを今でも覚えている。まるで商用車のように安っぽいステアリングホイールをベースに、グリップ部にアルカンターラを巻いてなんともレーシーだったのだ。なんというカッコよさ(ただしそれは前期型だけで、非常に残念なことに後期型は普通の革巻きになってしまった)。
そして先代メガーヌR.S.も鮮烈だった。フロントシートは見るからに戦闘的な形状をした、レカロ製のモノコックシートを標準装備していたのだ。まるでレーシングカーのように。