ディフューザーの性能は、実はクルマのこだわりを測る物差しだと思う。スポーツカーと言われるクルマの中でも、ディフューザーは見た目だけのデザインにとどまっているクルマも存在する。
いっぽうでしっかり性能を持つディフューザーが付いているということは、すなわち見えないところまで手を抜かずにきちんと作られているということ。スポーツカーでは神はディフューザーに宿るのだ。このメガーヌR.S.のように。
そんなメガーヌR.S.に乗って、彼女とドライブに訪れたのは箱根。
「派手だけどいいね。」
鮮やかなオレンジのボディカラーを指してなのか、メガーヌR.S.のデザインを指してなのかはわからないけれど、彼女はこのクルマをそう評価してくれた。(Vol.05に続く)
(文:工藤貴宏/モデル:太田麻美/ヘア&メイク:東なつみ/写真:ダン・アオキ)