【新車】ホンダが新型CR-Vで「SUVのベンチマーク」を示す。価格帯は323万円~436万円

ホンダのアーバンSUVの元祖モデルといえるCR-Vは北米市場などでは大ヒットモデルですが、しばらく国内での販売は止まっていました。そんなCR-Vが5代目のフルモデルチェンジを機に日本市場に再チャレンジというわけです。

フルモデルチェンジのテーマは『次世代SUVのベンチマーク』。CR-VらしさやSUVに求められる性能や機能を全方位にわたって高めたという自信作です。

クロスオーバーSUVとしてのスタイリッシュさや使い勝手の良さを高めながら、新型CR-Vでは悪路走破性も向上させているのが注目の進化点です。

パワートレインとしては1.5リッターガソリン直噴ターボと、2.0リッター2モーターハイブリッドの2タイプを用意していますが、いずれも前後駆動力を電子制御する「リアルタイムAWD」を設定しているのが走破性向上を目指したことを如実に示しています。

ホンダの2モーターハイブリッド「スポーツハイブリッドi-MMD」において4WDを設定するのは今回が初めてです。また、ガソリン直噴エンジン車には7人乗り3列シートをラインナップに加えました。これにより、多人数乗車のニーズにも応えたクロスオーバーSUVとなっています。

燃費性能はガソリン直噴エンジンが14.6〜15.8km/L(JC08モード)。ハイブリッドはFFが25.8km/L 、4WDが25.0km/L(JC08モード)。なお、ハイブリッドはWLTCモードにも適応しており、そちらの燃費性能はFFが21.2km/L 、4WDが20.2km/Lとなっています。メーカー希望小売価格は、ガソリン車が3,230,280円〜4,030,560円、ハイブリッドは3,784,320円〜4,361,040円となっています。

●ホンダCR-V EX 4WD(7人乗り)主要スペック
車両型式:DBA-RW2
全長:4605mm
全幅:1855mm
全高:1690mm
ホイールベース:2660mm
車両重量:1640kg
乗車定員:7名
エンジン型式:L15B
エンジン形式:直列4気筒DOHCガソリン直噴ターボ
総排気量:1496cc
最高出力:140kW(190PS)/5600rpm
最大トルク:240Nm(24.5kg-m)/2000-5000rpm
変速装置:CVT
燃料消費率:15.0km/L (JC08モード)
タイヤサイズ:235/60R18 103H
メーカー希望小売価格(税込):3,637,440円

(山本晋也)

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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