下取り価格の高騰についての傾向と対策。買い時というより売り時?

下取り価格が高騰している話が続いていましたが、友人がホンダ・フィットの買い換えを検討していたため、お供させていただきました。

現在、気になるモデルはあるものの、車検が9月まであるためにカタログと試乗だけですませており、査定はまだの状態。そこで買い取り専門店で見ていただきました。

2002年9月登録のフィット1.5Tの走行距離は約4万1000kmで、色は人気のブルーです。

そこで買い取り店で提示された額は、約8万円。そして実際に中古車店の店頭に並ぶ際には37万円とのことです。震災の影響がなければ5万円前後ということですから、約1.6 倍の価格!

と、ここでそんな金額なの? と思った方、ここから続きがあります。

「ですが本日買い取らせていただけるのであれば、20万円以上は保証します」。というお言葉が! 25万円ぐらいですか? 伺うと「できるだけがんばります」という返事。

やはり震災の影響で高いのですか? と聞きますと「震災の影響で得にコンパクトカーと軽自動車の需要が大幅に増えています。その影響も大きいです。通常ですとこの数字(20万円以上)は出ないと思います。ですが同じコンパクトカーでもフルモデルチェンジを遂げたばかりのトヨタ・フィットや日産マーチより、フィットの人気が高いのです。震災がなかったとしても、フィットが高かったと思います」と教えてくれました。

ちなみに7月中旬以降は、特に8月はクルマが売れないため(いわゆる二八ってやつです)、売るのであれば7月初旬まで。それ以降ですと決算や半期を迎える9月に入ってからのほうが高い可能性があるようです。

つまり下取り価格はこれからお盆に向けてどんどん下がり、そして9月には緩やかに盛り返すのでは? といった感じです。

逆に震災の影響で価格が下がったクルマを聞きますと「3.0 L以上のモデルは通常よりも下がっています。同じ2002年登録のモデルでも、大排気量モデルですと同じような値段しかつけられません」。

ちなみに新車ディーラーでも「3月の注文の納車が6月になってしまったのは痛いのですが、下取り価格も上がってくれたので当社の持ち出し分も少なくなって助かっています」という声がありました。

つまり5月などに車検を迎えるために買い換えてくれたユーザーに、ディーラーが車検費用を負担して乗り続けてもらったりしていたのですが、下取り価格が上がったためにその負担分が減ったということです。

新車の納期が不安定な状態が続いていますが、コンパクトカーを下取りするのであればまさに売り時! といえるのではないでしょうか?

(佐藤みきお)