また、水冷式の全個体電池も見逃せません。95kWhのエネルギー容量を備えており、1回の充電で「WLTP」サイクルにおいて500km以上を走行することが可能だそう。「アウディPB18 e-tron」は800Vの急速充電に対応できるように設計されていて、約15分でバッテリーを完全に充電することができます。
さらに、「アウディワイヤレスチャージング(AWC)」による非接触充電にも対応。クルマを駐車するフロアに内蔵コイルを有する充電パッドを配置して、電源に接続することによって行われます。交流電流の磁場により、空間を隔てて、車両のフロアに設置された2次コイルに交流電圧が生み出される仕組みです。
次期アウディR8? として同コンセプトカーを元に、次世代スーパースポーツカーが市販化されれば、ハイブリッドを採用するホンダNSXをはじめ、世界のスーパースポーツカー市場で驚異といえる存在になりそうですが、気になるのは実現性とその価格。
まずアウディは、現実的な戦略として、都市交通のための新しいコンセプトを備えたクルマ(シティコミューター?)の開発をすでに完了していて、今後数ヶ月の間にデビューする予定としています。
(塚田勝弘)