EVのシステムをチェックしましょう。パワートレーンには3つの強力なモーターを搭載。1つはフロントに、ほかの2つはリヤに設置されています。後者はステアリングナックル中央に配置され、ハーフシャフトを介して、それぞれが1つのホイールを直接駆動。
フロントアクスルには最大150kW、リヤアクスルには350kWの出力を供給。駆動方式はもちろんquattro(クワトロ)四輪駆動システムを搭載。
最高出力は500kWで、ブーストモードでは一時的に最大570kWのパワーを引き出すことが可能だそう。さらに、830Nmの最大トルクとの組み合わせで、0-100km/hを2秒未満でクリアするというから驚きです。このタイムは、最新のLMP1レーシングカーに限りなく近い数値だそうです。
さらに、リヤアクスルに別々の電気モーターを搭載するコンセプトにより、エレクトロニックスタビリゼーションコントロール(ESC)と連携して作動するトルクコントロールマネージメントは、必要に応じてフロントアクスルとリヤアクスルにパワーを積極的に配分。