【新車】全個体電池を採用した「アウディPB18 e-tron」の0-100km/h加速は2秒未満

また、水冷式の全個体電池も見逃せません。95kWhのエネルギー容量を備えており、1回の充電で「WLTP」サイクルにおいて500km以上を走行することが可能だそう。「アウディPB18 e-tron」は800Vの急速充電に対応できるように設計されていて、約15分でバッテリーを完全に充電することができます。

さらに、「アウディワイヤレスチャージング(AWC)」による非接触充電にも対応。クルマを駐車するフロアに内蔵コイルを有する充電パッドを配置して、電源に接続することによって行われます。交流電流の磁場により、空間を隔てて、車両のフロアに設置された2次コイルに交流電圧が生み出される仕組みです。

次期アウディR8? として同コンセプトカーを元に、次世代スーパースポーツカーが市販化されれば、ハイブリッドを採用するホンダNSXをはじめ、世界のスーパースポーツカー市場で驚異といえる存在になりそうですが、気になるのは実現性とその価格。

まずアウディは、現実的な戦略として、都市交通のための新しいコンセプトを備えたクルマ(シティコミューター?)の開発をすでに完了していて、今後数ヶ月の間にデビューする予定としています。

(塚田勝弘)

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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