シートアレンジを具体的に見ていくと、後席はもちろん左右分割式でフラットに格納可能で、助手席もダイブダウンによりフラットにできます。
助手席のダイブダウンは、2つの操作レバーとシートを引き上げる(格納する)ストラップがあるなど、慣れが必要。最初はレクチャーを受けないとできないかもしれません。
つまり、1名乗車から2人、3人、4人乗車までアレンジが可能。これだけフラットになれば、1人なら余裕で車中泊を楽しめそう。
小技も利いています。助手席と後席を格納した際の隙間を埋めるボードをはじめ、助手席側から運転席足元に小物が侵入するのを防ぐガード板、ルーフ左側にも設置されたワークランプを装備。さらに、荷物の固定に便利なタイダウンフックは、助手席の足元から荷室の四隅まで8カ所に設置されています。
さらに荷室サイドのユーティリティナットは、左右で計28カ所(+STYLE COOLは26カ所)、取り外した助手席ヘッドレストを収納できる(ベルト)スペースも確保されています。
ほかにも、荷室床面に「三」字シボを設けることで、荷物の滑りを防いだり、荷物によるキズを防いだりするトリム形状など、積むことを最優先させた設計になっています。
(文/塚田勝弘 写真/前田惠介)
【関連リンク】
【新車】ホンダ・N-VANが月販目標台数の約4.6倍となるロケットスタート。人気のグレード、仕様は?
https://clicccar.com/2018/08/22/620984/
【ホンダ・N-VAN試乗】街中中心ならNAモデルでも必要十分でも、ベストチョイスはターボモデル!?
https://clicccar.com/2018/08/19/619171/
【ホンダN-VAN試乗】N-VANとN-BOXどちらを買う? アクティから進化した走りや座り心地をチェック
https://clicccar.com/2018/08/24/621576/