一方で、空荷だとやや跳ねるような乗り味になり、乗用のN-BOXのようなソフトな乗り心地までは当然至っていません。あくまで積んで走ることを想定した足まわりになっています。
また、N-BOXよりも少しロードノイズも高めに感じられます。以前のアクティ・バンなどと比べると雲泥の差といえるほど、大幅に進化しているのは間違いないものの、乗用モデルと比べるのは酷かもしれません。
運転席以外のシートは助手席と後席の作りが平板で、薄くなっています。また、後席のシートピロー(枕)の設定(拘束する意味のヘッドレストではない)からも、あくまで「短時間、緊急用」という割り切りなのが分かります。
N-VANはあくまで「1人乗車+荷物」を想定した軽バン。2人以上で「快適に」乗るのなら迷わずN-BOXを指名すべきでしょう。
(文/塚田勝弘 写真/前田惠介)
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