「マツダ ロードスター」といえば、2019年に生誕30周年を迎えるライトウェイトスポーツカーの代名詞的存在で、マツダを代表するモデル。
初代ロードスターが登場したのは1989年のことですが、その時、国内での名称は「ユーノス・ロードスター」、海外では「MX-5」でした。
ちなみに「ユーノス」というブランドは1996年に無くなってしまいましたが、当時のマツダのプレミアムブランドという位置づけでした。
2代目が発売されたのは1998年。この時に「マツダ・ロードスター」へと名称が変わり、3代目は2005年。そして2015年に4代目が登場。確か2代目以降は私が「すべてシリーズ」の使い勝手を担当しているような…(笑)。
「マツダ・ロードスター」の魅力は、「ライトウェイトスポーツカー」ということで、その名称通り「軽い!」「速い!(スピードというより軽快感という感じ)」「楽しい!」。発売以来29年間で生産累計台数は全世界で100万台を超え、2000年には「世界で最も多く生産された2人乗り小型オープンスポーツカー」としてギネスブックにも認定され、その後も記録は更新されています。今、世界で最も愛されているライトウェイトスポーツカーなのです。
4代目は2015年にソフトトップモデルの「ロードスター」、2016年には追加モデルとして電動格納式ルーフを採用したリトラクタブルハードトップモデル「ロードスターRF」が登場し、バリエーションが増えています。
そして今回は「ロードスタ―」発売30周年直前、29年目。大きなことをするとしたらアニバーサリーイヤーの2019年だとは思いますが、4代目としては「ロードスター」が3年ぶり、「ロードスタ―RF」が2年ぶりのこのタイミングでのマイナーチェンジ。
ひとつは、スポーツカーといえど安全装備の搭載。「ロードスタ―/ロードスターRF」は、「サポカーSワイド」に対応し、「アドバンス・スマート・シティ・ブレーキ・サポート」(アドバンストSCBS)の採用をはじめ、後退時の安全も確保する「スマート・シティ・ブレーキ・サポート」。AT車には前後両方の「AT誤発進抑制制御」。RFにはほかに「ドライバー・アテンション・アラート(DAA)」や「交通標識認識システム(TSR)」、「クルーズ・コントロール」も標準装備していますが、「ロードスタ―」ではメーカーオプションのものもあります。
そしてハンドルの距離を調節できる「テレスコピック」の導入により、シートの位置が合わせやすくなって運転しやすくなったうえに、安全にも繋がるし、疲労軽減にも効果がありそう。
デザイン面では大きな変更はありませんが、「ロードスター」にブラウンのソフトトップを持つ特別仕様車「キャラメル・トップ」を期間限定で販売。これは今年2018年12月24日まで受注を受けるとか。