【BMW X2試乗】「スポーツ・アクティビティ・クーペ」を名乗るにふさわしい軽快なフットワークが魅力

試乗車は、さらにオプションの20インチタイヤ&アルミホイールが装着されていて、迫力満点の見た目が得られている一方、乗り心地はかなり硬め。19インチ装着車に乗れていないので断言できませんが、20インチは少しオーバースペックに感じました。

2.0Lエンジンは、過不足ないパワー感。8速スポーツATのスムーズかつダイレクト感も抱かせる秀逸なトランスミッションのフォローもあり、勾配が続くシーンでは、パドルシフトを操作してシフトアップ、ダウンをすれば意のままの加速、減速感を容易に引き出せます。さらに、「SPORT」モードに入れることで、より元気な走りも可能。

X1と比べると、全長が80mm短く、全高も75mmも低くなっていることもあり、「スポーツ・アクティビティ・クーペ」を名乗るにふさわしい軽快なフットワークが得られています。コーナーでも姿勢変化が比較的小さく、ボディマスの小ささもあって、まさにSUVとクーペの中間といえる乗り味。

FRベースのX3などと比べると、旋回性の高さでは及ばないものの、舵角が小さい範囲であればFFとしては十分に曲がってくれますし、低速域からBMWらしいハンドリングは十分に味わえます。

(文/塚田勝弘 写真/本間章悟)

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この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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