2018年7月12日~7月15日にイギリスで開催されたモータースポーツイベント、「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」で世界初公開された「McLaren 600LT」。
日本にやってくるということで、その姿を一目拝もうと「McLaren 600LT アジアプレミア」へ行ってきました。
発表会が始まると、ステージの奥から恐竜のような唸り声と共に600LTが登場! 「ロングテール」を象徴する、シュっとした長いボディがめちゃくちゃかっこいい~!!
「昨年行われたMcLaren 720s発表会以来の来日なので、また日本に戻ってくることができて嬉しいです」と笑顔で話すのはマクラーレン・オートモーティブグローバル・ヘッド・オブ・プロダクトのアレックス・ロング氏。
600LT、そして車名に設定されたLT(ロングテール)の歴史について解説しました。
マクラーレン「ロングテール」の始まりは1997年にデビューした、独特の長いボディのシルエットが印象的なMcLaren F1 GTR。
同年のFIA GT選手権では11ラウンドのうち5つのラウンドで勝利を収めたほか、ル・マン24時間レースのGT1クラスでは3位以下のマシンに30周近くの差をつけて1、2フィニッシュを成し遂げ、その時代で最も有名なGTレースカーの1つとなりました。
それから時は流れ、2015年のジュネーブ・モーターショーでMcLaren 675LT Coupeを披露。「ロングテール」という伝説の名を復活させました。
「ロングテール」の名を冠されたオリジナルモデルの精神と、LTのエンブレムを付けたマシンに固有の特性に忠実である675LT Coupeは導入当時、マクラーレンのこれまでの量産車両のうち、最も純粋で、最も人気のスーパーカーだったのだそうです。
生産予定の675LT Coupeが瞬く間に売り切れ、登場したのがMcLaren 675LT Spider。こちらも大人気で生産予定の500台が2週間も経たないうちに完売したというから、びっくり!
そして過去20年を超える歴史の中で4番目に当たる「ロングテール」、McLaren 600LTが誕生したのです。