グッドイヤーのオールシーズンタイヤに新ブランド登場。待望のSUV対応サイズをラインアップ

世界で最初にオールシーズンタイヤを世に送り出したグッドイヤーから、新ブランドのオールシーズンタイヤ「アシュアランス ウェザーレディー」が登場しました。

「アシュアランス ウェザーレディー」は、16インチから20インチサイズを用意。すでに発売されているオールシーズンタイヤベクターフォーシーズンズハイブリッド」よりも大きめのサイズがラインアップされています。

「アシュアランス ウェザーレディー」は従来の石油系オイルではなく大豆油をトレッドゴムに採用。大豆油、ゴム、シリカを配合したオールシーズンシリカコンパウンドが低温から高温まで安定したトラクション性能を確保。植物由来成分ということで環境負荷も少なく、2018年2月にドイツのハノーバーで開催された「タイヤ・テクノロジー・エキスポ2018」で年間環境功労賞を受賞しています。

トレッドパターンは回転方向性指定の左右非対称デザインで、4本のストレートグルーブとアウト側リブに配置されたギザギザの「エボルビングトラクショングルーブ」が特徴的となっています。この「エボルビングトラクショングルーブ」内には特殊な構造が施されていて、新品時にはブロックの倒れを防止する部分が存在、摩耗すると溝のみとなり高い排水性を維持するようになっています。

ウインター性能の確保にはトレッド面のサイプ(細い切れ目状の部分)が重要な役目を果たしますが、サイプを刻むとトレッドが倒れ込んでしまいます。「アシュアランス ウェザーレディー」ではサイプの内部構造を複雑にした3Dブレードとすることでサイプの倒れ込みを防止。ドライ路面での安定性を高めるとともに、ウインター路面ではエッジ効果によってグリップを確保しています。

「アシュアランス ウェザーレディー」に用意されるサイズは215/65R16 98Hから235/55R 102Hまで全13サイズで、SUVをはじめとして欧州車にも対応します。

(文:諸星陽一)

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諸星陽一

1963年東京生まれ。23歳で自動車雑誌の編集部員となるが、その後すぐにフリーランスに転身。29歳より7年間、自費で富士フレッシュマンレース(サバンナRX-7・FC3Sクラス)に参戦。
乗って、感じて、撮って、書くことを基本に自分の意見や理想も大事にするが、読者の立場も十分に考慮した評価を行うことをモットーとする。理想の車生活は、2柱リフトのあるガレージに、ロータス時代のスーパー7かサバンナRX-7(FC3S)とPHV、シティコミューター的EVの3台を持つことだが…。
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