レースクィーン・鈴菜さんがルノー・カジャーに抱いた第一印象は?【注目モデルとドライブデート!? Vol.01】

このクルマが日産エクストレイルみたいなものだと思ったのには理由がある。実はこのクルマは日産とルノーのアライアンスに基づいて作られていて、車体の設計はエクストレイルと共通な部分が多いからだ。

しかし全長もホイールベースもエクストレイルよりひとまわり短く、日産でいうと日本未発売の(欧州で販売している)クロスオーバーSUVの「キャシュカイ」とほぼ同じパッケージングになっている。荷室や後席もエクストレイルより少し狭いが、そのぶん狭い道や駐車場でも運転しやすいと実感する。

いっぽうでエンジンはエクストレイルと異なり、1.2Lターボに7速DCT(デュアルクラッチトランスミッション)を組み合わせる。DCTは変速の衝撃が目立つと思われがちだがルノーのDACはそんなことなく、変速はATかと思うほどスムーズだ。

ただし、ハンドルを大きく切りながら超低速で車庫入れをするシーンなどではわずかにギクシャクの“ギ”くらいを感じることもあるが、かといって気にはならない。

いずれにしろ、カジャーはエクストレイルとはまったく違うクルマだった。

ところで、クルマから降りて、振り返った彼女はこういった。

「こういうデザイン好き。」

そうそう、最近のルノーのクルマは本当にカッコイイ。というか美しい。どことなくマツダ車とも共通する美しさを感じるのは、ルノーのデザインを統括するデザイナー兼副社長のローレンス・ヴァン・デン・アッカー氏がマツダ出身だから、というのはさすがに考えすぎかもしれないかな。(Vol.02 に続く)

(文:工藤貴宏/モデル:鈴菜/ヘア&メイク:東なつみ/写真:ダン・アオキ)

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この記事の著者

工藤貴宏 近影

工藤貴宏

1976年長野県生まれ。自動車雑誌編集部や編集プロダクションを経てフリーの自動車ライターとして独立。新車紹介、使い勝手やバイヤーズガイドを中心に雑誌やWEBに執筆している。現在の愛車はルノー・ルーテシアR.S.トロフィーとディーゼルエンジンのマツダCX-5。
AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。
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