最後に、実は筆者の長男もクルマ好きでして、以下2人の会話を総括としたいと思います。
筆者:BMW320i Mスポーツ 6MT仕様、想像以上に良いクルマだったゾ!
長男:いつもオヤジが気にするボディ剛性は?
筆者:ホームコースがアウトバーンとニュルだもの、凄いレベルです。
長男:直6ではないけど、2L直4ターボは楽しかった?
筆者:実用トルクが1000回転から出ている上に、パワーも高回転までしっかり発揮。モードチェンジでレスポンスも鋭くなるし、エグノーストノートも気持ちイイ。燃費まで良いんだから、大したもんだ!
長男:エンジンも、325i級にチューンアップされているんでしょ?
筆者:日本の公道では、使い切れないパワーだよね。
長男:先代に比べると、足回りも良くなった?
筆者:しなやかさが加わったからハンドリングも素直だし、乗り心地も良くなったヨ。
長男:車高調を入れたり、得意のブッシュ・マウント交換でリフレッシュしたい?
筆者:現時点では全く必要を感じませんデス。
長男:直4ターボと6MTの相性はどうだった?
筆者:全回転域でトルクとパワーが出ているから、マニュアルシフトがまた楽しいのヨ。ただトルクが太くてギアの守備範囲が広いから、シフトしなくても走れてしまうのは痛し痒しかな。
長男:2ペダルのご時世だけど、3ぺダルのマニュアルは楽しい?
筆者:両手両足を駆使してクルマを操縦するのは、本当に楽しいヨ!
長男:やっぱりFRがいいの?
筆者:特にBMWのFRは、前後バランスも優れていてハンドリングが格別なのヨ。それにMTでしょ。もうまさに「駆け抜ける喜び」を実感したヨ!
長男:まさに親父、理想のクルマだね!
筆者:リアシートも広くなって家族も乗りやすい。燃費も良いし、まさに理想のFR車なのヨ!
長男:でもオヤジ。あまりに完璧すぎたら、クルマ好きとして弄る楽しみがないのでは?
筆者:ムググッ、なるほど鋭いっ。そうだよな、そういう悩みもあるんだな……
(星崎俊浩)