【アルファロメオ・ステルヴィオ試乗】アルファロメオ初のSUVは、ベースモデルのジュリアより上質なドライブフィールを示す

アルファロメオは、スポーツイメージを上手に使ったブランド戦略で数々のヒットを飛ばしてきましたが、その多くはFFもしくはFFベースの4WDばかりで、古くからのアルファロメオファンは少し残念な思いをしていました。

しかし、2011年に登場したミッドシップスポーツの4Cに続き、2015年に復活したFRセダンのジュリアにより新境地を開拓したことで再び脚光を浴びています。

そのジュリアをベースとしてSUVに仕上げたモデルが今回試乗したステルヴィオ。ジュリアのプラットフォームを用いているので、ホイールベースはジュリアと同一の2820mmです。ボディサイズはジュリアよりも若干短く、車幅は逆に少し広くなります。全高は245mm高い1680mmとSUVらしいシルエットを持っています。

ラゲッジルームは定員乗車状態で525リットルの容量を持ちます。リヤシートは4対2対4分割で前方に倒すことができ、スペースアップが可能です。リヤシートのフォールディングはリヤ側のレバーでも可能となっていて、利便性はかなり高くなっています。

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諸星陽一 近影

諸星陽一

1963年東京生まれ。23歳で自動車雑誌の編集部員となるが、その後すぐにフリーランスに転身。29歳より7年間、自費で富士フレッシュマンレース(サバンナRX-7・FC3Sクラス)に参戦。
乗って、感じて、撮って、書くことを基本に自分の意見や理想も大事にするが、読者の立場も十分に考慮した評価を行うことをモットーとする。理想の車生活は、2柱リフトのあるガレージに、ロータス時代のスーパー7かサバンナRX-7(FC3S)とPHV、シティコミューター的EVの3台を持つことだが…。
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