【新車】プジョー5008が6ATから8AT化、電子制御化で得た利点とは?

電子制御式になった8ATの「EAT8」は、単に6速にギヤを2つ追加するのではなく、コンポーネントの多くが新設計になっています。

さらに、8速化による車両重量の増加を防ぐため軽量化が施され、ギヤの小型化、オイルポンプ外径の小径化、トランスミッションケースの小型化により全長は6速と変わらず、容積は逆に小さくなっているそう。シフトバイワイヤーも軽量化に寄与し、 車重は6速シフトタイプと同等レベルになっています。

電子シフト化により、シフトレバー自体のデザインやコックピット設計の自由度に貢献しているだけでなく、とくにスロープ上でギヤポジションを変える際の振動を最小化。

アイドリングストップ機能は、ブレーキ圧に応じて完全停止前から作動し、エンジン再始動は、「EAT6」よりもさらにクイックでスムーズになっています。

ほかにも、上級装備をまとめたオプションで、税込み30万円のファーストクラスパッケージ(電動シート、シートヒーター、マルチポイントランバーサポート、パークアシスト、パノラミックサンルーフ)が新たに用意されています。

価格は、8速化での価格アップを4万円に抑え、「5008 GT BlueHDi」は4,730,000円。なお、1.6L直列4気筒ターボを積む「5008 Allure」は6ATで、価格は4,040,000円です。

(塚田勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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