【新車速報】ホンダ「N-VAN」はN-BOX譲りのFFレイアウト 従来のワンボックスタイプを凌駕する大空間と使い勝手を実現

2018年7月12日に登場した新世代軽バンのホンダ・N-VANは大ヒットモデルであるN-BOX譲りのFFレイアウトを採用しています。ここでは、積載量の確保や利便性を考えたN-VANのインテリアについて紹介しましょう。

従来の軽バンはエンジンを床下にレイアウトしたワンボックスタイプが主流。しかしこの方式だと運転席が前端に配置でき荷室が長く取れる反面、床面が高くなってしまうというデメリットがありました。

N-VANはFFのレイアウトによって、従来よりも荷室長は355mm短縮されるものの、ホンダ独自のセンタータンクレイアウトやシート構造によって室内高1365mmの大空間を実現。また後席だけでなく、助手席スペースまでもフラットに収納できるシートを採用。その結果、最大2635mmの最大スペース長を実現し、従来の軽バンと同等以上の積載容量を確保しています。

N-VANは載せたり、降ろしたりを日々繰り返す職業に就いているプロたちにとって、もっと効率良く積み降ろしができ、使い勝手を向上させるための革新的なパッケージングを投入。これがダブルビック大開口で、フロアを低くすることで荷室高を確保し、助手席スペースまでも活用。さらに助手席側センターピラーレスドアの採用により実現した荷室へのアクセスと空間の使い方で新しい価値を提供しています。

N-VANの室内は低くてフラットな床面に加えて、荷室の両サイドを垂直に立たせることで、高さも幅も有効に使える積載性に優れたスクエアな空間を実現。加えて助手席スペースにも荷物が積めるように、後席だけでなく助手席にもダイブダウン機構を採用。その結果、段差のない荷室の床面がインパネのしたまで広がり脚立やパネル絨毯などの長尺物も積むことができます。

もちろん、4人乗車しても十分な荷室空間を確保。後席は左右分割でフラットに収納でき、さらダイブダウン機能を装備した助手席と合わせて、乗車人数や荷物の量、大きさによって多彩なシートアレンジが可能となっています。

この記事の著者

萩原 文博 近影

萩原 文博

車好きの家庭教師の影響で、中学生の時に車好きが開花。その後高校生になるとOPTIONと中古車情報誌を買い、免許証もないのに悪友と一緒にチューニングを妄想する日々を過ごしました。高校3年の受験直前に東京オートサロンを初体験。
そして大学在学中に読みふけった中古車情報誌の編集部にアルバイトとして働き業界デビュー。その後、10年会社員を務めて、2006年からフリーランスとなりました。元々編集者なので、車の魅力だけでなく、車に関する情報を伝えられるように日々活動しています!
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