スバルの中で、もっとも走破性に有利なディメンションを持つクロスオーバーSUV「フォレスター」がフルモデルチェンジしました。発売は7月19日(ハイブリッドは9月14日)からですが、メディア向けのグローバル試乗会も開催され、また全国キャラバンも始まることもあって、その姿を目にする機会は増えると思われます。
とはいえ、その第一印象では「パッと見では旧型と見分けがつかない」という声があるのも事実。たしかにフロントマスクはフルモデルチェンジとしては、かなりイメージを色濃く残しています。もちろん、パーツが共通ではないので完全に異なる顔なのですが、典型的なキープコンセプトデザインと思ってしまうことでしょう。
実際、遠目に区別するにはフロントバンパー左右にあるフォグランプベゼルの形状違いを覚えるくらいしかない、という風にも見えます。しかし、新旧フォレスターの違いが明確なのは、ボディサイドを走るキャラクターライン。旧型では前から後ろまで、ほぼまっすぐに引かれているラインですが、新型では後方でキュッと跳ね上げています。顔つきは似ていてもプロポーションは完全に異なるわけです。
ここには、どのような狙いがあるのでしょうか。スバル・デザイン部の方に話を伺ってみました。