42周目、フェルナンド・アロンソ(マクラーレン)のマシンが突然スローダウン。ガレージに戻るも、リタイアとなってしまいました。
300戦目の記念すべきグランプリだっただけに、この結果は残念でなりません(涙)。
サーキット・ジル・ビルヌーブはモントリオールのセント・ローレンス川のノートルダム島にあり、水と緑に囲まれた美しいサーキットです。そのため、セッション中に動物が飛び出してくることもしばしば。
フリー走行2回目にリス科最大の動物、ウッドチャックと衝突してしまったロマン・グロージャン(ハース)は、予選でマシントラブルのため最後尾スタートに。「ウッドチャックの祟りでは?」なんて言われていましたが、決勝ではウルトラソフトタイヤで48周走るという驚異のパフォーマンスを見せ、12位でレースを終えました。
これで祟り説はなくなったかな!?
レースは順調に進み、圧巻の走りでベッテルがポールトゥウィン! フェラーリがカナダGPで優勝したのは、同郷の大先輩であるミハエル・シューマッハの2004年振りとなりました。
そしてベッテルにとって50勝目ということもあり、よっぽど嬉しかったのでしょう。ウイニングラン中の無線で「タラッタラッタッタ~」と口ずさんだかと思えば(何の歌だったんだろう…笑)、何度も何度もジャンプしたり、フェラーリのフラッグを受け取って振り回したりと喜びを隠しきれない姿が最高でした。見ているこちらまで嬉しくなって、ニヤニヤしちゃいました。
レース後のインタビューでは
「パーフェクトなレースだった。ここにきて、このような素晴らしいレースができるなんて信じられないよ。たくさんのファンも集まってくれて、本当にありがとう」
と興奮気味に語るも、ドライバーズ・チャンピオンシップについては「まだまだ道のりは長いけど、良い感じだよね」と落ち着いた様子を見せました。
カナダGPを終え、ドライバーズ・チャンピオンシップポイントがベッテル121ポイント、ハミルトン120ポイントと順位が入れ替わりました。ベッテルが言うように、シーズンは3分の1が終わったばかり。これからの戦いが楽しみですね!
カナダGPリザルトは以下の通りです(ポイント圏内のみ)。
順位/No./ドライバー/チーム
1/#5/セバスチャン・ベッテル/フェラーリ
2/#77/バルテリ・ボッタス/メルセデス
3/#33/マックス・フェルスタッペン/レッドブル
4/#3/ダニエル・リカルド/レッドブル
5/#44/ルイス・ハミルトン/メルセデス
6/#7/キミ・ライコネン/フェラーリ
7/#27/ニコ・ヒュルケンベルグ/ルノー
8/#55/カルロス・サインツJr/ルノー
9/#31/エステバン・オコン/フォースインディア
10/#16/シャルル・ルクレール/ザウバー
(yuri)