【新ロードスターRF試乗】26psのパワーアップで「別のクルマ」といった印象。排気音も快音になり、7000rpmオーバーまで一気に吹ける!

大幅改良された2L・NAエンジンを搭載した新型ロードスターRFに試乗しました。

PE-VP型エンジンの最高出力は158ps/6000rpmから184ps/7000rpmへ、最大トルクは20.4kgm/4600rpmから20.9kgm/4000rpmへとジャンプアップしています。

また最高許容回転数も6800rpmから7500rpmへと、なんと700rpmも引き上げられています。一方で、最大トルクの発生回転数は4600rpmから4000rpmに下げられています。

つまり馬力がアップして最高許容回転数が拡大、それでいてトルクも増えつつ発生回転数が低くなっているわけです。ということでエンジンはより扱いやすく加速が上回り、さらに高回転域まで対応するという完璧超人状態ともいえますね。

ちょっとうがった見方をして「最大トルクの発生部分以外では、前モデル比でトルクが落ち込む部分もあるのでは?」と思ったのですが、実際には全ての回転域においてトルクは従来モデルを上回っているとのこと。

こうした完璧超人エンジンを達成するためには、吸気スロットル径やエキマニの内部径の拡大などが施されました。ハイカムの採用も相まって、高回転域でのポンピングロスは3割改善しています。またピストンで27g、コンロッドで41gの軽量化をするなどのコストと手間のかかる変更も加えられています。

この記事の著者

ウナ丼 近影

ウナ丼

動画取材&編集、ライターをしています。車歴はシティ・ターボIIに始まり初代パンダ、ビートやキャトルに2CVなど。全部すげえ中古で大変な目に遭いました。現在はBMWの1シリーズ(F20)。
知人からは無難と言われますが当人は「乗って楽しいのに壊れないなんて!」と感嘆の日々。『STRUT/エンスーCARガイド』という名前の書籍出版社代表もしています。最近の刊行はサンバーやジムニー、S660関連など。
続きを見る
閉じる