ランドローバーが、3月のジュネーブモーターショーで初公開した2ドアクーペSUV「レンジローバー・SVクーペ」の市販型プロトタイプを、ニュルブルクリンクでは初めてカメラが捉えました。
ジュネーブショーに登場したモデルは、1.4mのロングドアと角度をつけたリアウィンドウ、レンジローバーより8mmローダウンされたボディや延長された全長など、ダイナミックで優雅なフォルムが印象的でした。市販型でもこれらを継承し、アルミホイールは21インチから23インチを設定。開発車両が装備していると見られる23インチは同ブランド初となります。
限定生産999台でベース価格は295, 995USドル(約3千3百万円)ですが、「SVAutobiography Dynamic」トリムをセレクトすると88,000USドルの追加となり、約4千2百万円を超えるレンジローバー最高級モデルとして発売されます。
ロールスロイス最高級SUV「カリナン」に引けを取らない豪華室内も魅力です。ヒーター&クーラー付き20way電動調整式フロントシートや10way電動調整式リアシート、長距離乗車ほど快適を増すというラグジュアリーシートを装備します。また10インチディスプレイ、10インチ・コントロールパネル、12インチ・ドライバーディスプレイでコックピットを固めます。また最新の先進運転支援システム(ADAS)を搭載することも発表されています。
パワートレインは、ZF製8速ATと組み合わされる5リットルV型8気筒エンジンを搭載し、最高出力は565psを発揮します。0-100km/h加速を5.3秒で駆け抜け、最高速度は266km/hのパフォーマンスです。
日本市場での発売台数、及び時期は未定となっていますが、少数であることは間違いなく、プレミア価格の高騰は必至と見られます。
(APOLLO)