ポルシェ「911」現行モデルに設定される、「911 スピードスター」最終プロトタイプをカメラが捉えました。
捉えた開発車両は、後部ルーフカバーを「カブリオレ」風にカモフラージュしているほか、フロントバンパーも「GT3」のものが取り付けられています。しかし低められたフロントウィンドウから、カブリオレでないことは明白です。市販モデルでは、ソフトトップを収納する「ダブルバブル」ハードカバーをリアデッキに装備し、美しいボディシルエットとなります。
ポルシェの伝統的限定モデルである「スピードスター」は、2010年の「997スピードスター」以来、8年振りの復活となります。ポルシェは1948年に2シーターのロードスター「356.001」を試作しました。これがポルシェの名を冠した初めての車です。これは「ポルシェNo.1」と呼ばれており「スピードスター」の元祖といえます。
今年はポルシェにとって70周年記念であるとともに「スピードスター」にとっても記念イヤーとなります。そこで、最新の「911スピードスター」は、1948台の限定生産になるのではと噂されています。
パワートレインは「GTS」から引き継がれる、3リットル水平対向6気筒ツインターボエンジンを搭載し、最高出力450ps・最大トルク550Nmを発揮します。軽量化により「GTS」以上のパフォーマンスも確実視されています。
ワールドプレミアは、7月12日から開催される、英国「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」と予想されています。
(APOLLO)