そんな強風の中で行われた予選はGT300クラスもコースレコードを連発。
GT300クラスの予選でポールポジションを獲得したのは96号車K-tunes RC F GT3。
Q1でベテラン新田 守男選手が56秒台に入れてQ1を2位で通過してくると、いまや中堅ともいえる強さと速さを併せ持つ中山 雄一選手がただ一人55秒台という、これまた前人未到の1分55秒531でポールポジションを獲得します。
予選2位は昨年のポールポジションであるつちやエンジニアリングの25号車HOPPY 86 MC。
3位には昨年のチャンピオンである0号車グッドスマイル 初音ミク AMGが入ります。
前戦の富士500kmレースをポール to ウィンで優勝した55号車ARTA BMW M6 GT3は予選20番手と低迷。さすがに52kgのウェイトを積んでは本来の強さを発揮できないでいたようです。
コンスタントにポイントを積み重ねる7号車D’station Porscheは40kgのウェイトをつみながらも予選7位、開幕戦岡山で優勝したためにD’station Porscheと同じ40kgのウェイトをつむUPGARAGE 86 MCは8位と大健闘。この2台と予選トップ3のうち2台はともにヨコハマタイヤを使いますが、今回の予選ではヨコハマ勢がセッティングを掴みやすかったのかもしれません。
まったく新しくなったSUPER GT鈴鹿戦。ここではどんなドラマを見せてくれるのでしょうか?決勝レースは20日14時40分にスタート、52周の予定です。
(写真:松永和浩、高橋秀彰 文:松永和浩)