【週刊クルマのミライ】これが21世紀のチューニング。コストパフォーマンスの高いブーストアップ

まずは、このパワーグラフを見てください。ストック(ノーマル状態)で141.7 kWのクルマが、「Power Editor」というチューニングにより158.4 kWまでパワーアップしたことを示しています。比率でいうと、およそ11%のパワーアップ。チューニングの伸びしろが少なくなったといわれている、いまどきのクルマでこれほどパワーアップするには、そうそう簡単にはいかないはずですが……。果たして、どのようなチューニングをしたのでしょうか?

驚くなかれ、この「Power Editor」というのは税込3万7800円のチューニングパーツ。しかも、装着もカプラーオンでとても簡単といいます。それだけで16.7kW(22.8PS)もパワーアップしてしまうというのは信じられません。果たして、どのようなチューニングで、どのクルマでのデータなのでしょうか。

このチューニングパーツを開発したのは、おそらく日本一有名といえるチューニングパーツメーカーであるHKS。そしてターゲットとなっているクルマはホンダ・シビックハッチバック(FK7型)です。

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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