「おもてなし」をカタチにしたトヨタ「ジャパンタクシー」が都内で順調に増加中

トヨタ自動車が昨年10月に発売した「JPN TAXI」(ジャパンタクシー)の販売台数が、今年3月末までに全国で約4,000台に達しており、産経新聞によると半数が東京都内のタクシー会社に販売され、都内法人タクシーの1割近くを占めているそうです。

これまでのタクシー「コンフォート」や「クラウンセダン」は既に今年の1月に生産を終了しており、現在は「JPN TAXI」に1本化されている模様。

レトロで親しみやすいデザインが特徴の同車ですが、車高を1,750mmと高くすると共に床を低く抑えるなど、大柄な外国人や高齢者、子供が乗り降りしやすいように工夫されており、車椅子に人が座った状態で搭載することも可能となっています。

JPN TAXIには「深藍」、「ブラック」、「スーパーホワイトⅡ」の3色が用意されていますが、トヨタでは「深藍」をメインカラーに位置付けており、街を走る姿が風景に馴染むように統一感を持たせたいと考えているそうです。

現在のペースで販売が推移した場合、2020年までに都内で1万台を超え、東京五輪開催時には3台に1台以上がJPN TAXIとなる可能性が高いようで、「JPN TAXIで東京の街から日本の風景を変えたい」とする豊田章男社長の言葉が現実化しつつあるようです。

Avanti Yasunori・画像:TOYOTA)

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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