チバニアンへドライブするなら「○○のいない」ゴールデンウィーク後半戦がオススメ

チバニアンの模式地となる千葉セクションがあるのは、千葉県市原市田淵。養老渓谷を流れる養老川の下流(北側)です。

首都圏からの自動車によるアクセスは、アクアラインか京葉道路、館山自動車道を乗り継ぎ、首都圏中央連絡自動車道の市原舞鶴ICを出て12kmくらい。清澄養老ライン(県道81号線)を走れば、20分ほど。手前には高滝湖、奥には養老渓谷がありますから、それらを絡めての観光も楽しめます。

またこのエリアには小湊鉄道、いすみ鉄道といった鉄道マニアが集まる路線もあり、旅程に組み込むのも面白いでしょう。

カーナビの目的地は、田淵会館(市原市田淵1165)、もしくは少し離れていますが小湊鉄道の月崎駅に設定し、近隣の誘導に従うのが吉。現在は駐車場も整備されつつありますが、人出によっては臨時の駐車場などへ誘導されることもあるようです。また月崎駅は駐車禁止なので、注意してください。

クルマを降りてからは徒歩が基本です。田淵会館至近の駐車場から5分くらい。千葉セクションは養老川の流れから立ち上がる崖。川までひたすら坂道を下ります。舗装の道が終わり、最後の1分は踏み固められた土の道。そしてその先は……。養老川の水の量によっては、ほんの少しだけ残された陸地を川に沿って崖を左手に見ながら歩きます。すこし広くなった場所に、地層の見える崖が見えてきます。

この記事の著者

古川教夫 近影

古川教夫

1972年4月23日生。千葉県出身。茨城大学理学部地球科学科卒。幼稚園の大きな積み木でジープを作って乗っていた車好き。幌ジムニーで野外調査、九州の噴火の火山灰を房総で探して卒論を書き大学卒業。
ネカフェ店長兼サーバー管理業を経て、WEB担当として編プロ入社。車関連部署に移籍し、RX-7やレガシィ、ハイエース・キャピングカーなどの車種別専門誌を約20年担当。家族の介護をきっかけに起業。福祉車輌取扱士の資格を取得。現在は自動車メディアで編集・執筆のほか、WEBサイトのアンカー業務を生業とする。
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