オフロードは「家族サービス」一家でオフロードを愛する家族達

4月4日の「四輪駆動の日」に山梨県南都留郡にある富士ヶ嶺オフロードで開催されたマウンテンクルーズのレポート。3回に渡ってその様子をお届けしてきましたが、最終回となる今回は、イベントに来ていたファミリーにお話しを伺いました。

会場ではバーベキューもできたので小さなお子さんのいる家族も大勢参加されていました。私がカメラマンと一緒に会場を回っていると、子どもたちが「撮ってもいいよ!」と撮影許可を出してくれました。ならば、早速お話しを伺ってみましょう。

キュートでクールな笑顔で写真を撮らせてくれたのは「あきと君&くるみちゃん」。どうやら、あきと君はパパの隣に乗っているだけでは満足出来ないご様子。「大人になって運転免許を取ったら、僕も絶対に運転したい。パパと一緒に色んな所に遊びに行きたい。」と頼もしいコメントをしてくれました。

一方のくるみちゃんも、この若さにして「私も運転したい。ずっと見てきたから私も出来ると思うの」と、将来は有望な女性オフローダーになりそうな風格を漂わせていました。そんな2人にオフロードの楽しい所を聞いてみました。

「大きな車が岩の上を登ったり、転んでしまったら皆で助けたりするのは仲間っていう感じがして楽しい。友達も出来るよ!」と話してくれました。私もこんな可愛い子と友達になれたんだから来て良かったというものです!

会場で、ケタケタと大きな笑い声が聞こえるので、見てみるとツナギを着た親子を発見。5歳の賢吾くんは、右に左に揺れる車体に大笑い!遊園地みたい!と大声で叫んでいました。

賢吾君に話を聞いてみると「オフロードに来たら、家族で一緒にお出かけ出来るから好き。パパが連れてってくれるから好き。車は変な所を走るけど、冒険みたいな感じだよ。」と教えてくれました。

オフロードコースを、どう攻めるか?ではなく家族で一緒にお出かけというのが賢吾君にとっては大きいみたい。大好きなパパが、遊びに連れていってくれる!オフロードはパパの家族サービスとしても最適かもしれないですよ!

キャンピングカーでジムニーを引っ張って、一家で遊びに来ていたのは鈴木家。


なんと、福島から泊まりがけで来たそうです。奥さんが大のオフロード好きで、こんな道も車で走れるんだ!と思ってからオフロードにハマっていったそう。

奥さんにインタビューすると「オフロードは結婚して、子供が産まれても家族で楽しめますよ。子供達は、バーベキューやキャンプが出来るって喜んでます。オフロードじゃないのかよ(笑)と突っ込みたくなりますが(笑)家族も巻き込んで遊べるから、ずっと現役でオフローダーとして楽しめそうです。」

また、このオフロードイベントに参加するために連れてきていたジムニーは、結婚前から乗っていた思い出のジムニーだそうです。まさに、家族の絆や幸せが沢山詰まったジムニーというわけです。

私はオフロードと聞いたとき、猛者のような男らしい人しか走れないのでは?と思っていました。だけど実際に始めると、一人ではなく、家族で楽しめる事が出来るモータースポーツでした。

(矢田部明子)

この記事の著者

矢田部明子 近影

矢田部明子

中学生の頃、車のメカニズムに興味を持ち宇部工業高等専門学校に入学。専門的な知識を学んできました。もちろん、車に乗るのも大好きで「86→ランドクルーザー60→ランドクルーザー76」と乗りついで、います。
最近の唯一の癒しは、週末にオフロードに出かけることです!ラジオパーソナリティーやアナウンサーとして活動後、モータージャーナリストの道を歩み出しました。車のメカニズム、メンテナンスなど工業高等専門学校で学んだ知識と経験を活かして、様々な角度からお役立ち情報をお届けしていきたいと思います。
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