2018年WRC(世界ラリー選手権)第4戦ラリー・フランスが4月5日(木)から8日(日)迄、フランスのコルシカ島で開催され、Mスポーツフォード・フィエスタWRCのセバスチャン・オジェ/ジュリアン・イングラシア組が総合優勝。トヨタ・ヤリスWRCのオット・タナク/マルティン・ヤルヴェオヤ組が2位に入った。
今年は大幅に変更されたコースに加え、セバスチャン・ローブの復帰参戦が話題となった、ラリーフランス。今シーズン3戦に古巣シトロエンより参戦を予定しているローブは現チャンピオンのオジェが5連覇を果たすまで、WRC79勝、9連覇を果たしたラリー界最大・最強のレジェンドだ。前戦メキシコ戦で復帰するやSSトップタイムを2回マーク、一時は総合トップに立ち、最終結果でも5位の結果を残した最強のワイルドカードが今回も参戦を果たした。
セバスチャン・ローブ/ダニエル・エレナ組のシトロエンC3WRCはDay1のSS1(49.1km)をいきなり2番手タイムで走り、トップのオジェ組にプレッシャーを与えたが、SS2でクラッシュ。
オジェ組はSS3迄連続でトップタイムを奪い、リードを奪った。SS4でトヨタ・ヤリスWRCのエサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組がトップタイムを奪うが、SS4終了時迄にオジェ組は後続に33.6秒と云う大きなリードを築いた。
Day1終了時点で、WRC1ではオジェ組が独走し、2位はティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー組(ヒュンダイi20WRC)。
3位以下はクリス・ミーク/ポール・ネイグル組(シトロエン)、4位にタナク組(トヨタ)という各ワークス勢が入り乱れた混戦状態。他のトヨタ勢は、ラッピ組が5位、ラトバラ組が8位でDay1を終えた。