【ボルボ・XC40試乗】良好な使い勝手とエンジン・シャシーの能力が高いコンパクトSUV

ボルボのコンパクトSUV・XC40はプレミアムな立ち位置でありながら使い勝手に優れる装備を満載した、超・高レベルのユーティリティ性を持つモデルです。

プラットフォームは新規開発したコンパクトカー向けプラットフォームCMA(コンパクト・モジュラー・アーキテクチャー)をベースにしています。このプラットフォームは上級モデルのXC60等が採用しているSPA(スケーラブル・プロダクト・アーキテクチャ)と同様に汎用性の高さが特徴です。

前輪車軸からAピラー根元下部あたり(トーボード)までの長さは固定としながら、フロントオーバーハングやキャビン部分の長さは自由に可変できる設定となっています。

特徴的なのは前後方向だけでなく、幅方向に関しても拡縮の自由度が高いというところにあります。CMA上に構築したボディは全長4425mmとショートな全長に対して、1875mmと若干ワイドなボディを組み合わせる独特なディメンション。イングリッシュブルドッグをモチーフとした、プチこわもてな外観と共に独特な存在感を生み出しています。

この記事の著者

ウナ丼 近影

ウナ丼

動画取材&編集、ライターをしています。車歴はシティ・ターボIIに始まり初代パンダ、ビートやキャトルに2CVなど。全部すげえ中古で大変な目に遭いました。現在はBMWの1シリーズ(F20)。
知人からは無難と言われますが当人は「乗って楽しいのに壊れないなんて!」と感嘆の日々。『STRUT/エンスーCARガイド』という名前の書籍出版社代表もしています。最近の刊行はサンバーやジムニー、S660関連など。
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