我が子のおかげで、ホップアップルーフの魅力に目覚めました!【グータラ親父のオートキャンプ記・その1】

「おおっ、本当だ。さすがは保育園でクルマ博士と呼ばれているだけあるネ!」と褒めつつ、せっかくだから見ていく事にしました。

ちなみにそれまで我が家は、バーベキューのデイキャンプが専門で、宿泊キャンプは全くやったことがありませんでした。だってテント張りは、装備も作業も面倒だし、雨とか降ったら撤収や後始末が大変そうなんですもの……。

ボンゴフレンディとステップワゴンのそれぞれで、実際にルーフを上げてテントで寝転んだり、シートを畳んでフルフラットシートにする等して試し比べをしていたら、グータラな自分でも、車中泊とファミリー・オートキャンプのイメージが湧いてきたから不思議。すっかりホップアップルーフが気に入り、欲しくなってしまいました。

早速帰宅してかみさんに「次男も大きくなってきたことだし、男の子はやっぱり宿泊キャンプだよネ!」とジャブをかますと、「あなたは面倒臭がりのグータラ男だから、CR-Vがあってもデイキャンプ止まりで、テント張りとか絶対やらないもの。お泊りのキャンプなんて生涯あきらめていたわ。そのあなたが宿泊キャンプと言い出すのだから、夢みたいね。どういう風の吹き回しなの?」と手痛いカウンターをお見舞いされました。

しかしここはめげずに、かみさんに見てきたばかりの2種類のホップアップルーフ仕様のミニバンについて話をすると、表情が徐々に真顔に変わっていく訳です。

「へえ、いいわね。だけど私には、①ミニバンみたいな大きなクルマは運転できないし、②グータラなあなたが本当に宿泊キャンプに行くとは思えないし、③新車から5年弱のCR-Vを買い替えるなんて贅沢すぎない?」という企画殺しの3つの命題が繰り出され、返り討ちにあってしまいました。

あえなく“ボツ”になりかけましたが、「そんなこと言わずに、一度みんなでクルマを見にいこうよ。2種類一緒に見れるし、子どもたちも喜ぶからさ!」となだめすかし、かろうじて可能性の糸を紡いでいったのです。

次回は、「かみさんの3命題」にどのように対策したかについて、お伝えします。

(星崎 俊浩)