フォルクスワーゲンが「EVシフト」を加速!? 2022年までに世界16カ所でEVを生産へ

2年連続で販売台数世界一の座を確保したフォルクスワーゲングループ。前年比4.3%増となる1074万1500台を記録しています。「フォルクスワーゲン」の乗用車ブランドも好調で、2017年度は623万台で、営業利益率は2016年の1.8%から4.1%に改善。

VWグループの年次記者会見で、マティアス ミュラーCEOが2022年末までに、世界16カ所の工場で、EV(電気自動車)を生産する予定と発表しました。

現在は3カ所でEVを生産しているVWグループ。2年後にはグループ全体でさらに9カ所の工場でEVの生産に向けて設備を整える予定としています。

EVに欠かせないバッテリーを確保するため、ヨーロッパと中国において、バッテリーメーカーとのパートナーシップ契約を締結。すでに締結された契約の総額は、約200億ユーロに経っているそう。さらに、北米向けのサプライヤーも間もなく決定される予定としています。昨年秋には、2025年までに最大で300万台のEVを生産し、グループ全体で80モデルの新しい電動車両を導入する計画を発表。

現在8モデルの電気自動車とプラグインハイブリッドモデルを展開しているフォルクスワーゲングループに、今年だけで新たに9台の新型を追加するとしていて、その内の3モデルはEVになるそうです。

(塚田勝弘)

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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