毎年3月初旬に開催される「ジャパン・ボートショー2018」は、今年もパシフィコ横浜で行われました。
毎年この週はスイス・ジュネーブモーターショーの取材と重なるので、ボートショー初日に発表される「日本ボート・オブ・ザ・イヤー2017」の発表・表彰式には出席できませんが、今年も正にそうでした。
すでに発表されている6艇の中から見事、今年の「日本ボート・オブ・ザ・イヤー2017」に輝いたのは「AXOPAR 28 T-TOP」((株)オカザキヨット))。
そしてジュネーブから帰国し、ボートショー最終日の日曜日、ボートショー会場に足を運びましたが、その前に私が向かったのは会場内で行われる小型船舶免許の講習会場。小型船舶の免許は5年ごとの更新時に、毎回講習を受講したり簡単な視力検査などを行わねばなりません。それが事前の申し込みは必要ですが、会場内でも手軽に受講できるため、利用しました。講習は約1時間。視力検診などもあっという間に終わります。
その後、ボートショー会場へ。
中に入った瞬間からいつも以上の活気にビックリ!大勢の人が訪れています。
中でも「日本ボート・オブ・ザ・イヤー2017」で特別賞を受賞したレクサスのコンセプトボート「レクサス スポーツ・ヨット・コンセプト」には長蛇の列。4日の開催期間中、列は途切れることが無かったそうです。
中でも私が注目したのはヤンマーのサスペンションボート。映像が映し出されていましたが、まるでスキーをしているように動きます。
また、会場でお会いした方と立ち話をしたところ、「今年は賑わっている」と皆さんが口を揃えていましたし、さらにクルーザーの販売も好調の様子。私が聞いたとあるメーカーでも1艇を販売し、数艇が交渉中とのこと。
賑わっている理由は、そもそも景気がよいというのもあるかもしれませんが、いろいろな「仕掛け」や集客努力もしているようです。たとえば日本の4メーカーと4人の釣りガールがそれぞれコラボしてフィッシング企画を行ったり、女性向けのマリンライフを楽しめる企画など、海の世界でも女性が大活躍。加えてSNSを使った発信も行っているとか。
さらに船だけではなく、その延長にあるクルマも多数展示されています。「アストンマーティン DB11」、「ロールスロイス ドーン」、「テスラ モデルX」「マクラーレン720S」「レクサスLC500」「ロータス エリーゼスプリント220」「ランボルギーニ アヴェンタドール」など超高級車ばかり。
加えてライフスタイルブランドも多数出展しています。私がコラムを書かせていただいている「ノイインテレッセ」も今回初出展。レクサスのハンドルと同じ皮を使った商品をはじめ、今回はシートベルトをアレンジしたビジネスバッグなどの新商品がラインアップに加わっていました。さらに近々、使用したエアバッグの布を使って作られるリサイクルバッグも追加されるとか。さらにブース内には、クルマのブレーキパッドからシャフトまでの部品をモチーフにしたチタン製のフレームを持つ鯖江のサングラス「DEEC」も展示され、まさにボートライフ&カーライフをこだわったものにします。
そんな今年の「ジャパン・ボートショー2018」。別会場の横浜ベイサイド・マリーナでは海に浮かんでいる展示ボートに乗り込むこともできます。両会場合わせて4日間の合計入場者数は約5万3000名。カーライフだけではなく、ボートライフも大注目です☆
(吉田 由美)